Wednesday, April 04, 2007

舶来PLCモデム

 JH3YKV's Amateura Radio News記事 によると、やはり外国製の PLC モデムは国内の自主規格は無視で、短波帯の広い範囲に渡ってノイズを出しまくるようだ。

 PC関係では久しい以前から…というか、いわゆる "DOS/V" の登場と PC/AT 互換機の存在が日本国内で急速に注目された頃から、海外製のパーツが大量に輸入販売されており、それが普通になっている。 こうした土壌があるので、このままでは廉価を武器に外国製の PLC モデムがあちこちで売られるようになり、結果として電波環境の深刻な汚染が進むのではないかという気がする。

 問題を難しくしているのは、PLC モデムのこうした問題点が純然たるPCユーザーには(購入前に)気づきにくいことだ。普段から無線や短波放送の受信などに関心がなければ、屋内の電力線を利用してネットワークを組む、という点「だけ」聞かされればPLCは極めて魅力的な技術と映ることだろうし、短波帯に不要電波を撒き散らす副作用があるとは思いもしないだろう。

 JARL が PCの周辺機器を扱うショップの関係者に対して、PLCの問題点について注意喚起を行い、日本国内の実情を無視した外国製PLCモデムの販売については自粛を求める位のフットワークの良さを発揮してくれれば会費を進んで払うのだが… あと個人レベルでできることとしては、外国製PLCモデムを扱っている店を発見したら、その旨を Web/Blog などで報告・共有して注意を促すことだろうか。

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