Friday, April 27, 2007

RFID の話題

 RFID を使って家畜等のトレーサビリティを確保するための 新しい技術 を開発している メーカー があるようだ。

 これが従来のRFIDタグと大きく違うところは、タグを生体に装着したり埋め込む代わりに、特殊なインクで刺青(塗布)することにあるらしい。一種のパッシブ型のRFIDタグで、ここでいうインクは導電性の塗料で、塗布する量(線の長さ、幅、形状)を何らかの形で検出するのではないかと思うのだが、詳しいことは判らない。

 メーカーとしては当面、BSE がらみで牛の個体識別・追跡用途を、その先は実験動物やペットの個体識別への応用も視野に入れている由。たしかに、タグを装着したり埋め込まずに、インクを塗るだけでいいというのは生体への侵襲も少ないし、何より手間や操作に熟練の必要がないという点で魅力的な技術だが、人の衣服や所持品、人体に応用されたら嫌だなとも思う。

#この記事を書きながら、時代劇「女無宿人 半身のお紺」を思い出したのはヒミツだ。

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