Friday, June 13, 2008

秋葉原の歩行者天国中止決定

ソースはこれ↓

http://www.nikkei.co.jp/news/shakai/20080613AT1G1300P13062008.html

中止の理由は「地元の意見やご遺族の気持ちを考えた」ためで、少なくとも表向きの理由は、この種の事件・テロの予防や警備のためという訳ではないようだ。なお、再開時期は、東京都公安委員会が地元の意向や中止による交通への影響について考慮した上で決める模様。


 歩行者天国実施中は当然ながら車の通行制限が行われているわけで、つまりは車の進入方向が特定しやすいということ。この制限がなくなれば悪意を持った車の進入経路が特定しづらくなるわけで、歩行者天国の中止は事件の予防に対してそれほど有効ではないという見方があるが、これについては全く同感。また、歩行者天国自体が事件を誘発したわけではないから、事件によって歩行者天国を中止することは、事件や犯人の暴力行為に屈服したような形となる。その意味では中止には釈然としないものがある。

 しかしながら、このような事情を考慮しても、やはり歩行者天国中止という決定には賛成したい。中央通りの路上パフォーマンス(ライブ演奏、写真撮影を含む)は、5月の連休のパトロール以後下火になっていたとはいえ、混乱の度合いを増し、パフォーマンスする側も、それを取り締まる側も意地の張り合いみたいになっていた部分があるのではないか。理由はともあれ、今回強制的に「リセット」がかかったわけで、これまでの経緯を考えてみる良い機会になると思う(静かなアキバが戻ってくることも期待している。混雑はこれまで以上になるかも知れないが…)。

[6/17誤記修正] 戻ってくることも期待もしている → 戻ってくることも期待している

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